こんにちは、原久子です。
新しい元号がとうとう発表されましたね
「令和」。
これからの未来を象徴した元号ですね。
瞑想・呼吸法の専門家として、とても興味深い示唆がいっぱいです。
「和」という言葉がやはり入っていますが、これは本当に日本らしく、これからを生きるために大切なヒントを与えてくれています。
「和」を実現するために必要なもの。「平和」を実現するために必要なもの。
皆様は何だと思いますか?
きっと様々な答えがあると思います。
しかし、全ての根本にあるものがあります。
そしてその答えは「瞑想」の知見の中にあります。
私自身も著書の中でお伝えしていますが、その答えこそ
「感謝」
です。
もちろん、ここでいう「感謝」は皆様が認識しているものとは全く違います。
「ありがとう」を言えば、世界が和になる。
そのような単純な話ではありません。
正しく「感謝」を理解しなければ、それがなぜ平和に繋がっていくのか、ということを理解することは難しいと思います。
「感謝」とは、何か。
実はとてもシンプルです。
漢字のまま、その通りなのです。
「謝の気持ちを感じること」
これこそ感謝そのものです。
あなたは、必ず誰かの助けをもらって生きています。これは例外なく全員です。
そして、とんでもないほどの迷惑をかけています。
この世に生を預かった時から、誰かに食べ物を与えてもらえなければ命はありません。
そこには親の見返りのない愛情があり、来る日も来る日もその愛を受け続けていたはずです。
そんなことに、本当に奥底から感謝を感じたことがある人は、少ないと思います。
しかし、瞑想と呼吸法を通じて、この感謝を深く感じた時、あなたはどうなると思いますか?
「誰かのために、何かをしなければ居た堪れないほど、誰かに与えたくなる」
のです。これは、これまで瞑想と呼吸法をお伝えしている現場から事実と言えます。
つまり、自然と「利他」の行いができるようになっていくのです。
もしこの利他ができる人が増え続けたら、どう間違っても「和」にしかならないのです。
相手を受け入れ、自分を受け入れ、関わる周りのあらゆることを受け入れ、そのために与える人生を歩むこと。
これが、「感謝」が「平和」をもたらす最大の理由です。
これからの時代、物質的なもので満たされる時代が終焉を迎えます。
大量生産・大量消費ではなく、利他の行いを行う人間に共感が生まれ、社会が変わっていくでしょう。
「令和」となった現在。
あなたが「利他」の精神を持つことができた瞬間から、新しい時代の成幸を実現することができるでしょう。
ぜひ、あなたの日常に「和」があり、穏やかな日が訪れることを心から祈っています。
それでは、また。