こんにちは、原久子です。
最近は以前にも増して「人間関係の悩み」に関するご相談を頂く機会が多いです。
社会的に色々な事柄が臨界点を超えているので、そのひずみが現れている結果だと思います。
そうした人間関係について相談される方に共通していることがあります。
それは、心のどこかで
「相手が理解してくれない」
「相手を絶対に許せない」
という状態にあることです。
これはほぼ例外なく、と言って良いと思います。
考えてみれば、それは当然ですよね。
自分に問題があるのであれば、改善すれば悩みなんて起きないわけですから、原因が相手にあると思っている以上、なかなか解決しない。だから人間関係に悩むわけです。
しかし、この状態からいち早く抜ける方法があります。
それが、冒頭にお伝えした
「とんでもない迷惑をかけていることに早く気がつくこと」
なのです。
「原先生!とんでもないです!あの人に迷惑なんかかけていない。むしろ迷惑なのは私の方です」
という反論もあると思います。
もちろん理不尽に起きたことで、そのように感じざるを得ないこともあると思います。
しかし、そんな人にこそぜひ「当の本人でないかも知れませんが違う人に、とんでもない迷惑をかけていることに早く気がつくこと」を
してもらいたいのです。
それは、その方が“楽”になるからです。
実は、この「とんでもない迷惑をかけていることに早く気がつくこと」。
これを2文字で表している言葉があります。
それが、「感謝」です。
「謝」を感じること=感謝なのです。
瞑想と呼吸法を合わせて、この「感謝」を見える化するワークがあるのですが、これをやるととんでもないことがおきます。
それは、
「自分が多くの方々からサポートして頂いたにもかかわらず、自分を振り返ってみると周りの人々に対して何もお返しをしていないこと」
を実感させられます。
この時に深い感謝が起きるのです。
そうすると、どうなるか。
「誰かに何か自分の出来ることをしたい」
という心理状態になります。
これが、相手の心に届くことによって、相手が少しずつ変わってくるのです、
そして、あなた自身を大切に思ってくれるようになり、あなたがそれを感じ、どんどん楽になっていくのです
まずは、「とんでもない迷惑をかけていることに早く気がつくこと」の対象として、
その怒りの矛先が当の本人でなくて構いません。
自分にとって身近な人を思い浮かべて、「私が何かしてあげたことはあっただろうか」と書き出してみてください。
すると、何もしていないことに気がつきます。
もし、「何も書き出せない」ということであれば、瞑想と呼吸法を学ぶところから始めてください。すると、自然にできるようになります。
それでは、また。