【会社員 男性 初受講】
内観に関しては1日目から集中はしていたものの、頭でやっていたのか、それなりに色々思い出すことは出来てもそれほどの気付きはありませんでした。2日目の朝起きたときから真我にお願いをしたりもしましたが、朝の移動中ふと何も気付きがなかったらどうしよう? と不安にもなってきました。
しかし昼休みに入る直前くらいから不意に過去の色々な場面が浮かんできました。完全に忘れていたようなことがイメージとして断片的に、しかし鮮明に。それは淡々とした事実だったことで、特別なことは何もありませんでしたが、いかに自分が母から愛されているか実感が湧いてきて昼食も手を付けるのが難しいくらい涙が止まらなくなってきました。
その時浮かんだものは、子供の頃持っていた水筒、寝るときの布団、家からみた外の風景などてんでバラバラでしたが、連想ゲームのようにそこから色々な出来事が思い出されてきました。私の家は特別貧乏ではなかったのですが、両親共働きだったので、他の子たちと比べるとあちこち連れていってもらった記憶も少なく、大人になってからはそういう記憶であまり親にかまってもらっていなかったと認識してしまっていましたが、出来る範囲ですごく愛情を与えられていたし、ものすごく何気ない生活の中で幸せを感じてすごせていたことを深く実感しました。
その後父に対する内観も進めていきましたが、その流れで色々なイメージが浮かぶようになっていきました。以前集中内観も行ったことがありましたが、このようなことはなかったのですごく印象に残りました。
最終日のウソと盗みでは色々と思い出すことがあるものの、モヤモヤとした状態がずっと続き、書き進めるほど苦しくなっていきました。私がこのセミナーに参加する目的の一つが、「本当にやりたいことをみつける」ということだったのに昔から人からの評価をすごく気にしてばかりで、自分をうまくみせることとか外面をつくろうこととかがすごくたくさん出てきました。こんなことでは本当にやりたいことなんて見つかるわけがない、と絶望的になってもきました。
どうしようもなくなって質問することもうまくまとまらないまま、このことを講師の先生に質問するとその会話の中ですごく意外なこたえが得られました。
今すごくわだかまりのある2人がいるのですが、それが私のこのような特徴と似ているんです。相談するまで気づかなかったんですが、あまりにこっけいで思わず笑ってしまいました。何かこのことですごく気が一気に楽になってしまいました。自分を許せない気持ちになっていたのがわだかまりある2人も含めて許せるというかどうでもいい気になってきました。
こういったこともフォース(真我)の導きだったのか、最後には調和だったかのような結末でビックリです。